①乳児の化膿性脊椎炎
2週〜13週の乳児の4例の報告。黄色ブドウ球菌による感染では椎体の溶解が起こる。6日以内の抗生剤治療では4例中3例で再発し、再発後90日の抗生剤治療を要した。
J Bone Joint Surg Br. 1982;64(1):32-5. [PDF]
②経過の良い化膿性脊椎炎でもMRIは悪化
55歳男性が頚椎椎弓根切除後、化膿性脊椎炎となり治療を受けた。5ヶ月後、臨床症状も改善し、炎症反応も正常化していたが、フォローアップMRIでは骨髄炎の悪化を示した。
JAMA Intern Med. 2014 Feb 1;174(2):184. [PDF]
③リウマチ熱で弁置換術後の化膿性脊椎炎
小児期のリウマチ熱で大動脈弁逆流症の生体弁移植を受けた64歳男性。受診時40℃の発熱、脊椎に圧痛、収縮期雑音がありましたが、心エコー正常でした。診断は感染性心内膜炎に続く、腰椎化膿性脊椎炎であった。
Br Heart J. 1994 Sep;72(3):298. [PDF]
④脊椎骨折後のセラチア化膿性脊椎炎
40歳イスラエル人男性、墜落によるL2破裂骨折後、39歳女性、腹部穿通外傷によるL2,3椎体損傷後.骨折後数ヶ月してから神経学的異常が出現している。
J Bone Joint Surg Br. 1989 Mar;71(2):256-8. [PDF]
⑤溶血性貧血患者ののクリプトコッカス化膿性脊椎炎
17歳中国人女性。溶血性貧血とクリプトコッカス化膿性脊椎炎の合併例。髄液の培養、骨髄生検などで診断。
Medicine (Baltimore). 2016 Feb;95(5):e2613. [PDF]
⑥ブルセラ症による化膿性脊椎炎と腸腰筋膿瘍
46歳のペルー人女性。非殺菌のヤギチーズを定期摂取によるブルセラ症・化膿性脊椎炎。8ヶ月に及ぶ発熱、腰痛で受診.
Am J Trop Med Hyg. 2011 Mar 4; 84(3): 363. [PDF]
⑦口腔咽頭感染からの上位頚椎の化膿性脊椎炎
57歳の健常男性、3週間続く頚部痛、咽頭痛で受診.
discussionでは口腔咽頭感染からの咽頭後壁膿瘍となり、化膿性脊椎炎をきたしたと記載。この時代はMRIが導入されたばかりなので、MRIが早期診断に有用として結びの言葉とされていることが印象深い。
West J Med. 1992 Mar; 156(3): 306–308. [PDF]
⑧E.coliによる化膿性脊椎炎
E.coliによる尿路感染症後数週から数か月後に起きた化膿性脊椎炎。56歳男性と64歳女性の2症例.
Can Med Assoc J. 1984 Apr 15;130(8):1025-8. [PDF]
⑨化膿性脊椎炎のMRI
63歳男性の黄色ブドウ球菌による胸椎の化膿性脊椎炎.CT・MRI画像の臨床画像共有のCase report.
N Engl J Med. 1993 Aug 5;329(6):399. [PDF]
⑩サルモネラ骨髄炎
12歳男児のサルモネラ骨髄炎。サルモネラ骨髄炎は、骨髄炎全体の約0.45%と非常に稀.
J Bone Joint Surg Br. 1988 May;70(3):440-2. [PDF]
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