武信康弘「聞くのを躊躇するより目の前の患者さんが幸せになることが第一」AntaaMembersインタビューVol.6

医療法人社団救人会 東青梅診療所の院長、武信康弘医師。

クリニックを引き継いで6年、医師歴は20年に迫る大ベテランです。専門の泌尿器科患者のみならず内科や小児科患者も多く、また別の病院で救急にも従事するなど幅広い領域を担当する武信医師。

今回はAntaaと楽天グループの協働プログラム「インタビュー企画」の第6弾ということで、武信医師がAntaaでどのようにコミュニケーションを取られているかお話を伺いました。経験豊富な先生のお話はAntaaのみならず、多くの医師にとって貴重な内容となりましたので是非ご一読ください!

※連載:AntaaMembersインタビュー企画とは

Antaaとの出会いとAntaaQAの利用

武信先生とAntaaとの出会いは何だったのでしょうか?

2016年に参加した整形外科のセミナーで中山先生が講師をされていたんですね。

そこで知り合い、Antaaで泌尿器科のセミナー講師をしてくれないかと頼まれたのがきっかけでした。

なるほど、その後セミナーにご登壇いただいただけでなくAntaaQAもご利用いただいているとのことですが、ご質問もたくさん投稿いただいていますね。

私の専門は泌尿器科なのですが、クリニックには内科や小児科の患者さんも多いのでその領域で分からないことは回答をもらったほうが早かったりします。

また、ERでは救急隊からの伝達で、自分がこれまで見たことがない疾患を抱えた患者が来るとなればQAも活用して時間内に出来る限り情報を集めて診療に臨むという感じですね。

それ以外にも自分で文献などを調べるのが面倒な時に、ふわっとした取り留めの無い質問をすることもありますが、そんなときでも丁寧に他の医師から答えを頂くと嬉しいですね(笑)

クリニックを引き継いだ当時は、質問できる医師もいなく、クリニックのIT環境も充分でなかったため、文献を探すことも困難で、プライマリ・ケアの知識・経験値が増えるまでは積極的に活用させてもらっていました。

他の先生の質問に回答することもありますか?

サービス開始当初から泌尿器科の質問については、できるだけ回答をしていました。

今はAntaaの会員数も増えて泌尿器科の医師も他にいるようですし、救急科や総合内科の医師が積極的に回答してくれているので、閲覧しながら自分が回答した方が良い質問は回答しています。 クリニックでは文献検索のツールも限られるので、すぐにはエビデンスが出せなかったりもします。そのため、自身の泌尿器診療の経験の中から、アドバイスが出来そうであれば回答させて頂いています。

武信医師流AntaaSlideと情報収集術

AntaaSlideも見ていただいたりしますか?

なにか分からないことがある時に参考にするなど、自分の知識の補充としても使いますし、実際に、施設の患者のせん妄について悩んだ症例で、AntaaSlideの治療方針に従って対応した所、良好な結果を得ることができました。

教科書よりも内容が入ってきやすいので、救急専門医試験の勉強の時にも活用しましたよ。

今でも、ER勤務時は、研修医や医学生への教育ツールで活用しています。また、今後は自分のクリニックのスタッフへの教育ツールとしても使いたいと思っています。

活用いただいて嬉しいです。それ以外の情報収集には主に何を使いますか?

UP TO DATEやGoogleで検索することもあれば、知り合いにLINEで聞いたりもします。最近はわかりやすい書籍も多いので参考にしています。

安易かもしれませんが、AntaaQAも含めて、「他の医師に聞く」という事は、圧倒的に楽ですね。聞く事が恥ずかしいと思う人もいるかもしれないですが、自分が聞く事を躊躇するより、目の前の患者さんの悩みが解決される事が第一ですから

武信先生と医療現場

武信先生の患者さん想いの一面が見られました。そもそも先生が医師になるきっかけは何だったのでしょうか?

祖母が医者だったんですよ。90歳くらいまで働いていましたね。プライベートと仕事の垣根なく働いている姿を見て、子供心にかっこいいなと思ったのが大きいですね。

90歳まで現役なんてすごすぎますね!武信先生もベテランの域だと思いますがモチベーションは変わりませんか?

自分が、患者さんの悩みを解決することで感謝され、重篤な疾患でも、その患者さんに最後まで寄り添うことができる事は医師としてのやりがいになります。でも、最近では、自分ではなく、クリニックに勤務する他の医師・看護師・スタッフが褒められる事が、嬉しいと感じます。クリニックが地域に貢献できている実感とやりがいを感じますね。

院長としての視点ですね。一方で救急での仕事もされていますよね、なぜでしょうか?

ERでのマネジメントや救急対応がクリニックの診療に非常に役に立つからです。

他科の専門医につなげる際に、相手を納得させるための理論武装って結構必要なんですよ。

クリニックでは普段重篤な患者を診ることは少ないのですが、それでも、忘れた頃に重篤な疾患が、軽症の患者に紛れてやってきます。また、混んでいるクリニックの時間帯や、救急の現場では、限られた時間内での患者のマネジメントが必要になるので、必死に知識を集めることになります。それが自分の成長につながると感じています。

クリニックでも救急でもお忙しい武信先生ですが、今後やりたいことはありますか?

特別なことというよりは、まずは祖母のように今後も長く医者を続けていきたいです。

一方で医療はどんどん進歩しているので若い世代に追い越されるのではないかという危機感も常にあります。

だからこそ、専門の泌尿器のみでなく救急の現場でも働きたいですし、また医療のみでなくAntaaアカデミアなど幅広い視点で学びながら、第一線で働きたいですね。

 


 

連載:AntaaMembersインタビュー企画とは

Antaaと楽天RSA(※)協働プログラムの一環としてインタビューを企画。

医療業界ではない楽天の取材チームが、ITや編集の視点を織り交ぜながらAntaaのサービスを利用している現役の医師たちへ、Antaaとの出会いや使い方についてお話を伺っていきます。

(※)RSA(Rakuten Social Accelerator)とは
楽天グループが持つテクノロジーやビジネスアセットを、社会課題の解決に取り組む団体に提供し社会課題の解決を加速するプログラム。2019年6月17日~12月31日までの協働を通してAntaaの事業を推進。

PROFILE

武信 康弘
武信 康弘Yasuhiro Takenobu

所属医院・担当SPECIALTY

医療法人社団救人会 東青梅診療所 院長

経歴CAREER

医師歴19年目 
日本泌尿器科学会専門医・指導医 2013年より義父の事業を引き継ぎ、2017年より現職 奥様は眼科医

執筆歴・発表歴HYSTORY

医師医学生専用のQAサービス

「AntaaQA」は診療中の疑問を医師が互いに答え、知識をシェアする医師専用のサービス。
いますぐ10秒でユーザー登録!

Antaa QAに10秒で登録する。

  コメント - Comments -

コメントは公開されません。


>現場の判断を助ける、医師同士の質問解決プラットフォーム

現場の判断を助ける、医師同士の質問解決プラットフォーム

「外来で、専門外の症状の診断に不安がある。経過観察をしようか迷う」「当直で、レントゲンで骨折を疑ったが、読影に不安がある。他に人を呼ぶべきか判断に迷う。」そんな時は、AntaaQAでいつでも即相談。第一線を走る医師たち・同じ悩みをもつ医師に質問ができ、判断に迷ってたあなたの悩みを解決に導きます。

CTR IMG