今回はインターンの経緯、経験したこと、そして現在のことについてお話ししたいと思います!
医学生インターンに興味のある方もない方も是非読んでいただければと思います!
自己紹介
(きまぐれクック金子さんに似てると話題になった写真…)
どうもこんにちは!改めまして東北大学医学部医学科の小野寺 啓と申します。
私は宮城県の仙台市出身仙台市育ちで大学も仙台市と生粋の仙台育ちです。
小中高と友達と遊んで、部活して、受験勉強をして…とおそらく医学生あるあるライフを送ってきました。
大学ではバドミントンとスマブラにどっぷりとつかりながらワイワイと大学生活を送っております。
こうしてみると同じ医学生インターンの畑原君のような面白い話題がなくて悲しいです笑
(畑原君のインターン体験記を読んでない方はこちら!↓)
オープニング 2年ぶりの東京 相変わらず匂いのしない都会の風が吹いている 互いにものすごい速さで歩き、そして電車で体を押…
と、ごく普通の大学生活をしていた私が一念発起してAntaaのインターンを始めた経緯について、皆さんにお話ししたいと思います!
なぜ、Antaaでインターンをしたのか。
(インターン中にお手伝いさせていただいたアンタ―アカデミア。先生方の経験に基づく話の濃密さがすごかった…)
私は宮城県の大学に通っているため、東京でマンスリーマンションを借りてインターン生活を送りました。
インターンをするということを周りの友人や家族に言うと、決まって「なんで医学部なのにインターンするの?」と聞かれました。
私がインターンをしようと思ったのには理由が主に2つあります。そして、それらを考えると、私個人としては医学生こそインターンをするべきなんじゃないかと考えています。
まず一つ目は医学部を卒業したら全員医師にならなければならないのか?もし何かのきっかけでほかの道に進みたい場合、選択肢はないのか?という疑問を持っていたからです。
私はもともと医師になりたくて医学部に入ったというよりは、ヒトの体の仕組みに興味があって医学部に入ったというのが本音です。無事医学部に合格し、病気や体の仕組みについて学ぶのはとても楽しかったですが、実際医師の仕事が自分に適性があるのか、本当にやりたいことなのかと考えると、それは卒業して医師の仕事を実際にやってみないとわからないと思います。
就活をしてる他学部の友人たちを見ていると、ある人は教師になったり、別のある人はSEになったり、またある人はテレビ局員になったり、いろいろな道に進んでいて、それぞれが自分の進路についてこれまでの人生経験をもとに、インターン等で社会人の世界に触れ、悩んで考え抜いていました。
今まで出会ってこなかった優秀な人や尖った才能を持つ人たちと出会い、また自分と向き合う、そんな日々を大学3年生の夏あたりからもう始めていました。
そんな彼らを見て、高校三年生時点での経験だけを判断材料に将来を決めたことに漠然な不安を抱きました。
人生は1度なので、自分の人生くらい自分で納得いく道を選びたいと強く思い始め、まずは医師をやりつつも起業をした方の下で働いてみれば、何かつかめるのではないか、そう思ったことが一つ目の理由です。
もう一つは、私は自分自身で、「自分の人生を自分で決める力」に著しく劣っていると感じていたからです。
「自分の人生くらい自分で決めたい」とは思っていても、そもそも「自分で決める」ということが苦手な方なのかなと自分で感じていました。
リスクを顧みずにチャレンジしていく人もいれば、自分の殻をどうしても破れない人もいますよね。僕は完全に後者です(笑)。
後者の人が殻を破るためには前者の人よりも多くステップを踏む必要があると私は考えています。
そのステップは、
1:今の自分が本当は何をしたいのか、自分の本心をとらえる。
2:自分の殻を破ることへの触媒となりそうな人の近くにいれるように環境を変える。
の2ステップです。
このようなの理由で殻を破る必要があるなと感じ、調べてみるとAntaaという医療系ベンチャーのインターンという面白そうな環境がありました。
なぜ、多くの医療系ベンチャー企業の中からAntaaに?
ここまで読んで下さった方は是非一度、「医学生 インターン」と検索をかけてみて下さい。
多くのベンチャー企業がヒットし、インターン募集をかけてる会社も多いことがお分かりいただけると思います。
その中からAntaaを選んだ理由の中で決め手になったのは、社長の中山先生の決断力と行動力の高さをSNSのやりとりで見ることができたからです。
CBTの勉強の休憩時間にAntaaの応募ページにたどり着き、思い切って応募フォームを送ってみました。(臆病なので応募フォームの送信ボタンを押すのにめちゃくちゃ勇気がいりました。笑)
すると、すぐにmessengerで連絡が来て、すごいスピードであれやこれやと話が進みあっという間にインターンが決定しました。めちゃくちゃあっさり決まってしまい、実感がありませんでした。笑
このスピード感は中山先生の決断力や行動力の表れだなと感じ、理由としては後付けにはなってしまっていますが、Antaaでインターンしよう!とここで本気で思うことができました。この決断力と行動力こそが僕に最も必要なものだと感じました!
Antaaのサービスがとても魅力的だということも調べていくうちにわかりました。(順序が逆!応募する前に調べましょう。)
とくにAntaaQAは要するに「医師同士の相談サービス」です。
医師に限定する中、どうやってユーザーを獲得するのか、ユーザーはどんな人なのか、様々な懸念がありますが、どうやってそれらを解決していくのかを近くで見てみたかったですし、それによって出来上がるサービスは素晴らしいものだと感じていました。
ほかにもAntaa SlideやAntaa Mediaといったサービスがありますが、他の企業とは観点が異なるのも面白く感じました。(医療系のITベンチャーには技術開発系が多いイメージを僕は持っていました。)
Antaaでは何をし、何を学んだのか。
(最終日、オフィスを出る前の写真。お世話になりました!おいしいものを食べすぎてインターン終了時は過去最高体重を記録。)
私はプログラミングの知識などなく、これといって何もスキルは持ち合わせていなかったので、Antaaでは主に医学生として学生の立場からの記事を書くことを任されました。
始めはAntaaアカデミアという勉強会のまとめ記事を書くところから始まって、AntaaQAのメルマガ特集の記事だったり、オンライン配信でお越しいただいた先生にインタビューさせていただき、それを記事に起こしたりと、記事といっても本当に幅広い記事を書かせていただき、その過程で執筆以外にもたくさんの経験をさせていただきました。
加えて、ただ記事を書いているだけではなく、どのような記事がアクセス数が伸びているかなどを分析させてもらったりなどもしました。
例えば、メルマガではどのようなQAがメール開封率が高いのか、そして、開封した中からリンクをクリックしてもらってるのはどのくらいなのかを分析して、ユーザーのニーズをとらえる仕事のお手伝いもさせていただきました。
そこから、SNSの運用のアイディアを得て、よりユーザーの方々にうまく情報が伝わるには、より満足してもらうには、そしてより多くの方にユーザーになっていただくかについて試行錯誤したのもとてもいい経験になりました。
また、記事を書いていると学生として参考になることがいくつもあります。
AntaaQAに関する記事を書くときは、実際の臨床現場ではどのようなことが問題になっていて、それにどのような回答が付くのかもしっかり確認しました。4年生時点での知識では到底太刀打ちできないような質問も多く、中山先生に教えていただいたり、自分で調べたりしながら記事を作成しました。
また、オンライン配信やAntaaアカデミアの記事を書くときは、様々な分野で、様々な形で医師の仕事をこなす勤務医および開業医の先生方、ときには医療コンサルタントの方のお話を聞くことができ、単に医師といっても様々な働き方があるのだということに気づかされました。これは医学生としては非常に大きな収穫でしたし、相談に乗って下さる先生方も多かったです。(アカデミアの後の飲み会は先生方からいろんな話を聞ける。超おススメです!)
そして、記事を書いている隣や向かいで仕事をしていらっしゃった、Antaaのメンバーの方々からも多くのことを教えていただきました。
普通に医師として働くなら、ほとんど一緒に仕事をすることのないような職種の方の話を聞けるのは本当に貴重で、自分がどれほど閉ざされた環境で、少ない選択肢の中から道を選ぼうとしていたのか少しだけですがわかりました。
メンバーの方も、人生経験の豊富な方が多く、そういった経緯を聞かせていただいたのも大変参考になりました。インターン生の同期も多く、一緒にお昼ご飯を食べたりなどもして、1か月半のインターンでしたが、すぐに馴染むことができました。
話はそれますが、休憩時間にエンジニアのIさんやHさんとめちゃくちゃくだらない話で盛り上がったのは忘れられません。
休日にラーメンに連れて行ってもらったりもしました。(ラーメン二郎ファン小野寺、初めての三田本店。)
Antaaの社員さんはコミュ力お化けがたくさんいるので本当に仲良くなれます!
オフィスでのインターンが終わってからはリモートで!
無事に一か月半のインターンを終え、現在は五年生として臨床実習に日々勤しんでおります。
臨床実習ではAntaaのインターンでは逆に見ることができなかった「医師が臨床現場で働いている生の姿」を見ることができて、とても充実しています。
ほんの少しですが、インターンをしていたおかげで、医師は他の職業と比較してどういう特徴のある仕事なのかという視点で考えることができるのはとても面白いです。
また、Antaaのエンジニアの方から、またオンラインで一緒にAntaaに関わらないかと声をかけていただき、現在はリモート業務でAntaaに関わっています。
私がオフィスでのインターンを終えた後、たくさんの医学生インターンがジョインされたらしく、今ではリモート業務なのにたくさんの医学生の仲間とともに仕事をすることができています。
夜な夜なzoomで飲み会をしたりすることもあり、とても仲良くさせてもらっています!(といっても、生であったことは実は一回もないので、いつか会う日が本当に本当に楽しみです…)
リモート業務では、SNS運営のお手伝いをしたり、僕がオフィスでのインターンを終えた後に始まったAntaa NEWSでの裏方のお仕事、機会があれば記事を書いたりもしています!
また、今年の5月に開催されたつながるちからFest. で運営に関わらせていただき、多くの登壇いただいた先生方とコンタクトをとりながら内容を詰めたり、他のインターン生と協力していろんな資料をつくったり、スケジュール調整をしたり…普段できないような大きな仕事に携わることができました!!
一緒に働いたインターン生がとても優秀で、引っ張ってもらいながらなんとかやりきることができました。(本当に尊敬しています…)
つながるちからFest. はこれまでAntaaが運営した中でも最大のイベントで、ご登壇いただいた先生方にも、参加された医師医学生の方々にも満足していただき、おかげさまで大成功でした!!
運営サイドもとても楽しみながら勉強させていただき、Antaaの魅力がこれでもかというくらい発揮されたイベントでした。
どんなイベントなのか知りたい!という方はぜひ下記の公式ページの方にアクセスしてみて下さい。FacebookのAntaa Membersには、配信のアーカイブも残っていますよ!著名な先生方が勢ぞろいです!!
とにもかくにも、リモート業務になってからも、チームワークを活かして円滑に仕事を進めることができています。
色んな役割の人が集まる「企業」のチームワークってすごい…と実感しております。
うまく連携してるチームの中に入った経験は、Antaaの外でもとても役立っています。(個人的にはリモートになってからの一番の収穫。)
(つながるちからFest.の打ち上げもzoomでやりました!普段の業務でもzoomを利用してミーティングをしてます!)
Antaaで学んだことをこれからどう活かしていくか。
(業務後の夜の社内飲み会もありました。社会人の方々に囲まれながらも気楽に飲めるのがAntaaの魅力!!)
実は残り数少ない長期休業を旅行や趣味に費やすのではなく、インターンにあてるのはとても勇気がいりました。実際Antaaの応募フォームの送信ボタンを押すのに1か月もためらいました。(笑)
ただ、「みんながやっていること」をみんなに合わせてやっていると、遅れこそとりませんが、自分の人生を自分で決める力が付きにくいと感じます。
Antaaで学んだことは前述の通りたくさんありますが、もっと広くとらえると、自分がまだ何も知らないことを知れたということが大きかったです。
東野圭吾さんのガリレオシリーズの映画「真夏の方程式」という映画で、主人公が「すべてを知った上で自分の道を決めるべきだ」と言うシーンがあります。このセリフが私の中ではとても心に残っていて、これは言い換えれば、「何も知らないなら自分の道はを決めるのは難しい」という風にも取れます。
はっきりいってしまうと、私はまだ、人生で何をしようとか、自分の人生をどう生きようというのは明確にとらえきれていません。
ただ、卒業までの期間少なくともは「なんとなく医学部勉強を頑張ろう」というスタンスは一度やめ、自分の興味あることに素直に飛び込んで行って、経験をつみ、自分の知らなかったことをどんどん学びに行けたらなと思います。
すべてを知るにはあまりに広すぎる世の中だということをそれこそインターンで学んだわけなのですが、それでもいろんな世界の扉をたたいてみるくらいの努力をするかしないかというだけでも、かなり変わってくるのかなと信じています!
最後に
もしインターンするかしないかで悩んでいる医学生の方がこれを読んで下さっているのなら、迷わずにすることをお勧めします!
きっと、違う景色が見えるはずです。
インターンってこんな感じなんだろうな…とか、自分の将来には必要ない経験でしょ…などと思っている方もいらっしゃると思います。
私も初めはそうでした。周りの人にも言われていました。笑
ただ、実際行動に移してからは、あの時の自分は傲慢だったな…とさえ思います。
百聞は一見に如かず。と単純な話では済みません!
Antaaがユーザーの皆さんに届けたい大きなテーマである「つながり」。
私はAntaaに入ってつながりの大切さを実感しました。
百聞は一見に如かずというけれど、どうしてこんなに想像と違うんだろう?
と思ったとき、Antaaの社員さんやインターン生、そしてユーザーの皆さんとのつながりによって、どんどん新しいことが舞い込んでくることに気が付きました。
一緒に仕事をした仲間、新しいことに挑戦するのをサポートして下さる社員の方々、貴重な経験やノウハウをAntaaを利用して発信して下さる先生方、それに反応して下さり、次につながる原動力を与えてくださるユーザーの方々。
誰かのgiveが周りの人に伝播し、新しいgiveを生み出す。
これこそが私がAntaaで学んだつながりなのかなと考えています。
このつながりの力を学ぶという観点でも、未知の体験をして経験を積むということでも、そしてもちろん社会貢献という観点でも、インターンをしてみて損はないのではないでしょうか?
そしてできればAntaaでインターンを!最高の環境だと私は思います。
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