2019/06/05

【オンライン勉強会】夜間当直CTで役立つスカウト画像の読影方法

 
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内科医。2014年慶應義塾大学医学部卒。2016年9月に株式会社フリクシーを創業し、医療機関向けのWEB問診サービス「メルプWEB問診」を開発している。

今回、がん研有明病院画像診断部の和田 武 (Takeshi Wada)先生に、CTスカウト像の読影法と読影後の選択肢を実際の症例を交えながら解説していただきました!

* * *

和田

お待たせしました。これから、Antaaのオンラインセミナーを始めていきたいと思います。

今日は、がん研有明病院放射線診断部の和田が担当で、「夜間当直CTで役立つスカウト画像の読影方法」について話したいと思います。よろしくお願い致します。

 

まず、軽く自己紹介ですが、私、和田武と申します。がん研有明病院で放射線診断とIVRをしています。8年目になります。画像診断部でもAntaaでも、画像診断の勉強会をしています。最近、外頸動脈のリザーバーの埋め込みにハマっています。少しオタクな趣味ですが、結構楽しいです!

 

早速なのですが、今日はスカウト画像の話をしたいと思います。スカウト画像なのですが、みなさん、見てますかね?

スカウト画像が何かというところから始めていくと、スカウト画像はCTの位置決め用画像のことです。このような画像ですね。

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少しショボイ、レントゲンみたいな画像ですが、よく見ると思います。

 

では、早速質問です。このCTスカウト画像見てますか?ということなのですが、大体ですね、サラッと流していると思うんですよね。

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実際医師100人に聞きました。というアンケートをとってみました。まぁ、嘘なのですが笑

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大体10%の方はめっちゃ見てるよ。たまに見てるよという方が20%、ま、存在は知っている、スカウト、ふーんみたいな人が25%。残りの45%、大半の人は、なんですかそれ?それ美味しいですか?みたいなリアクションという調べになりました。ごめんなさい笑

(会場笑)

まぁ、みんな見ていないですよね?そんなに超重要というわけではないですが、知っているといいこともあるスカウト画像についてこれから話したいと思います。

 

実際にはスカウトの役割というのは、先ほど位置決め画像という話をしたと思うのですが、他にも全体像の把握だったり、最近のCTだとAEC(auto exposure contrrol)という機能がありまして、これは基本的には照射線量をスカウト画像を撮って調整するというものです。このような感じでスカウト画像は意外と役に立っています。

 

ただ、まぁ実際技師さんにお願いすればいいんじゃないの?別に見る必要ないんじゃない?と思われるかもしれません。それはごもっともなのですが、日勤帯と当直帯に分けて考えてみると少し考えが変わるかもしれません。

日勤帯は救急医や放射線科医、技師さんがいるので、診断やオーダーは救急医が決定して、放射線科医がどのような撮影をしたらいいか、追加撮影方法の提案をしたり、技師さんがその撮影指示に従い撮影をするということをやっています。

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ただ、夜間には放射線科医はいないので、実際、夜間になると、当直の先生が臨床診断しつつオーダーし、さらには画像を読影する必要があり、どのように撮影するか(例えば、単純で済ませるか、造影するのか、ダイナミックを取るのか)を決定することが必要になってきます。

こういった際には、スカウトを見て決めることが実際結構あるんですね。ですので、当直の時には、ぜひ技師さんの横にくっついてスカウト画像を見ながら、ダイナミック撮りますか?などと技師さんとやりとりすると仲良くなると思いますし、実際役立つことが多いと思います。

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和田

スカウトの一番の目的は、撮像範囲を決めることなので、CT撮影の範囲外、普段取らないようなところの情報がスカウトには眠っていることに注意していただきたいと思います。

追加でできる選択肢としては、スカウトを見て、撮像範囲を追加するかしないか、あとは再構成をする(冠状断や矢状断など)かどうか、造影するかしないか、ダイナミックをするかしないかなどがあります。

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それでは、実際にスカウトの読影方法に移っていきたいと思います。

 

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