2019/04/24

Twitterはつぶやくだけのツールではない。病理医ヤンデルが若手医師に伝えたい情報発信への思い

 

この記事を書いている人 - WRITER -
石澤嶺(いしざわ りょう)
    東京医療センター救急科 チーフレジデント
    同院初期研修の後、そのまま救命センターで後期研修を開始し救急外来および救命センターでの集中治療に従事。趣味は研修医教育。その一環として,「救急医 ざわさん」名義でTwitterやブログで情報発信を行っている。
twitter ブログ

Twitter医師アカウントで有名な「病理医ヤンデル」こと市原真先生。医療者以外にも多くのファンがいますが、果たしてそのアカウントはどのようにして生まれたのか?発信の裏にある市原先生の素顔に迫ります。

この記事は2019年2月9日の第9回 United Medical Leaders Tokyoのゲストを紹介するインタビュー記事です。最後には当日の講演内容もちょっとだけご紹介します。

Twitterはつぶやくだけのツールではない。病理医ヤンデルが若手医師に伝えたい情報発信への思い

1. 病理広報を通じて、病理の世界をもっと知ってもらいたいと思って始めたTwitter

Twitterで情報発信を始めたきっかけをおしえてください

「病理」の広報をしようと思い、2011年4月11日にTwitterを始めました。私は病理医なのですが、病理の広報をすることで、病理医になりたい人を増やしたり、病理全体を盛り上げられたらと思っていました。

どんなアカウントを考えていたのですか?

個人アカウントではなく病理広報のオフィシャルアカウントを目指していました。学術的な話をしたり、病理医同士が集まったり、臨床医が病理医に相談できる場を作れれば良いな、なんて考えていましたね。

2. 人気アカウントになるまでの道のりと、なってから。

今では9万人近いフォロワーがいます。スタート時点ではどのようなことを考えていたのでしょうか?

元々は、「2000人」を目指して、Twitterを始めました。というのも当時の病理専門医の人数が2000人だったので、それを達成したら病理の世界に貢献できるのではと考えていました。

その後「フラジャイル」(※『月間アフタヌーン』で連載中の、病理医の活躍を描いた異色の漫画作品)の連載が開始されたタイミングも相まってものすごくフォロワーが増えましたね。

ただ、「フラジャイル」のおかげで、世間的にも病理医の認知度は高まったので、「あれ?もう病理医の広報はやらなくても良いんじゃないかな?」と同時に考えました。

3. 多くのフォロワーがいるメリットデメリット

確かに人気コミックがきっかけでそれまで注目されていなかった仕事にスポットライトが当たることはありますよね。フォロワーが増えて感じたメリットを教えてください。

Twitterの仕様で自分のフォロワー数に応じてフォローできるアカウント数が決まっているようです。つまりフォロワー数が多いと、より多くのアカウントをフォローできるようになります。

Twitterは「発信ツール」ですが、私の場合「受信ツール」という側面もあります。というのも良い情報発信をしようと思うと、まずは良い情報を受信することが必要だと考えているからです。

なので私にとって、フォロワーが多いメリットはより多くのアカウントをフォローできること、つまり「受信するチャネルを増やせる」ということですね。

デメリットはありますか?炎上なども経験されているのでしょうか?

デメリットは……ないですね(笑)。ある程度原則を守れば、炎上することはありません。フォロワーが多いからではなく、やはり発言の内容が原因で炎上するんです。

4. 受け取る側からみる医師の情報発信とは

2月9日のUML Tokyoではどのようなお話を伺えるのでしょうか。この記事を読んでいる読者に少しだけ内容を教えてください。

当日参加する医師医学生に向けて、情報を受け取る側から見た医師の情報発信の話ができたらと思っています。

身近なところだと、医師の場合も昔は徒弟制度のように1人の師匠に学んでいましたが、今はネットで様々な情報を手に入れることができるので、多くの師匠から手軽に学べる時代になりました。

これは、実は医師だけではなく、患者さんも実に多くの情報にアクセスしている世の中になってきています。だからこそどんな目的でどう情報を届けるのか…なんて話を当日はしようと思っています。

なるほど。先生がTwitterを始めたきっかけから、それを通して今後我々医師個人が何を目的に情報発信をしていくのか、そんな話が聞けるわけですね。楽しみにしております!

市原 真(いちはら しん)先生 病理医

2003年北海道大学医学部を卒業後、国立がんセンター中央病院(現国立がん研究センター中央病院)勤務後,、札幌厚生病院病理診断科へ(現在同科医長)。医学博士。病理専門医。 Twitterでは「病理医ヤンデル」として活躍。多くのフォロワーをもち、時に熱く、時に和やかに情報発信を行っている。

UML Tokyo

日時: 2019年2月9日(土) 17:00開始

場所: 東京都千代田区神田駿河台4-6 御茶ノ水ソラシティ アカデミア 3F デジタルハリウッド大学院駿河台ホール

対象: 卒後10年目以下の医師・医学生

 

※AntaaQAアプリご利用の医師医学生の方は1000円引きです!アプリトップ画面に割引コードあり!

インタビュー/文責:石澤  嶺

医師医学生専用のQAサービス

「AntaaQA」は診療中の疑問を医師が互いに答え、知識をシェアする医師専用のサービス。
いますぐ10秒でユーザー登録!

Antaa QAに10秒で登録する。
この記事を書いている人 - WRITER -
石澤嶺(いしざわ りょう)
    東京医療センター救急科 チーフレジデント
    同院初期研修の後、そのまま救命センターで後期研修を開始し救急外来および救命センターでの集中治療に従事。趣味は研修医教育。その一環として,「救急医 ざわさん」名義でTwitterやブログで情報発信を行っている。
twitter ブログ
 

  関連記事 - Related Posts -

 

  最新記事 - New Posts -

 

  コメント - Comments -

コメントは公開されません。


Copyright© Antaa , 2019 All Rights Reserved.